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日別アーカイブ: 2018年3月24日

吉永小百合さん主演の「北の桜守」とサハリン残留者を見つめて「サハリンを忘れない」

戦後70年以上経ちましたがサハリン(樺太)って言うと皆さんはなにをイメージしますか?

今,吉永小百合さん主演映画「北の桜守」が評判ですね

ソ連占領下,息子二人を連れてサハリンから網走に命からがらたどり着き過酷な生活を描

いています。 サハリンからの引き揚げの悲惨さ、言葉に表せませんね。

しかしこれは過去の物語ではありません。

サハリンを忘れない 後藤悠樹さん著

サハリンを忘れない 後藤悠樹さん著

実際,日本に帰りたくても帰れないで,サハリンに残留した当時40万の人々は

もっと悲惨な運命に翻弄されたのです。

 

奇しくも、若き写真家,後藤悠樹さん(32歳)がサハリン残留者を見つめて、

「サハリンを忘れない」という書籍を 最近出版しました!

10年以上サハリンに通い日本人残留者や子孫の暮らしを温かい目線で追った

ノンフィクションです。

映画で感動された方にもぜひお薦めしたい一冊です。

 

 

本を開くと  まあ驚き!

 

何んと優しい ほっとする画面が一杯!

 

普段の日常的な会話も随所に入り 軽やかです。

後藤悠樹さんの温かいお人柄が 全面通して  溢れているのですよ!

後藤さんは32歳という若さですから驚きますね!

彼は今もなお、多くの子孫がサハリンで暮らしていることを伝えたかったそうです

現在「サハリンを忘れない」出版記念展を開催中です。

新宿区矢来町「セッションハウス」2階ギャラリーです。

3月25日までです。

読売新聞,毎日新聞,北海道新聞でも大きく掲載されました!

サハリンって何?と思う若い方も多い事でしょう。

戦前は日本の領土だった樺太(サハリン)が太平洋戦争の末期にソ連に占領され

多くの人々が残留をやむなくされて現在に至っている事実があることを

知っていて欲しいと思います。

吉永小百合さんの「北の桜守」をご覧になったら

「サハリンを忘れない」の書籍もお手にとってご覧くださいませ。